こんにちは、競馬歴1年のライブ遠征好きです! 近年の私の密かな目標は「全国の競馬場を回ること」。北海道遠征の2日目は、ずっと行ってみたかった初の「門別競馬場」へ向かいます!
ちなみに初心者ゆえ、最初は「ホッカイドウ競馬」「ばんえい競馬」「函館競馬」「札幌競馬」の違いが何が何だかサッパリ分かっていませんでした(YouTubeのチャンネル名が『ホッカイドウ競馬』となっているので、余計に混乱しますよね笑)。
そんな初々しい気持ちで挑んだ門別遠征ですが、ここは「車がないと本当に厳しい場所」。 車の免許がない私は、東京の感覚のまま「無料の送迎バスで行けばいいや。直前予約で大丈夫でしょ」と高を括っていました。ところが、旅のわずか2日前。送迎バスの会社に連絡すると、なんと「もう枠がありません。増便も出ません」との非情な宣告!
「えっ、乗れなければ増便が出るんじゃないの!?」と大ショック。全員乗れるものだと思っていた東京の感覚は通用しませんでした……。
日程は変えられないため、2日前から慌ててルートを再検索。弾き出したのは【苫小牧 ➔ 鵡川(むかわ) ➔ 門別競馬場】という、乗り継ぎだらけのルート。でも、「苫小牧も行ったことがないし楽しもう!」と前向きに切り替え、観光名所を調べまくりました。
🍛 災い転じて、苫小牧を徒歩で大満喫!
公共バスのダイヤの関係で、門別競馬場の開門にちょうどよく着く便がありませんでした。「開門の1時間半前に着く」か、「開門の30分後に着く」の二択。競馬場の周りには時間を潰せる場所は何もないので、後者を選び、開門前の時間をまるまる苫小牧観光に充てることにしました。
これが結果的に大正解!すべて徒歩圏内で、めちゃくちゃ楽しめました。
まずは「ミール展示館」へ。なんと、本物のロシアの宇宙ステーション(予備機)の中に入ることができて、その構造を間近で見るという超貴重な経験ができました。
そしてお昼は、苫小牧名物の「ほっきカレー」! 以前ほっき貝を食べたときに「硬い貝だな」という印象があったのですが、ここのは驚くほど柔らかくて食べやすく、カレーとの相性も抜群でめちゃくちゃ美味しかったです。
その後は「出光カルチャーパーク」へ行き、大好きな熱帯植物の温室(なんと無料!)をのんびりお散歩。さらに市役所の展望台(こちらも無料!)にのぼったりと、苫小牧を全力で満喫しました。 ただ、この日はとにかく極寒! 凍える身体に、セイコーマートの100円コーヒーが最高の相棒でした。
🚃 鵡川駅での緊張感と、不思議な切符ルール
苫小牧を堪能したあとは、電車で「鵡川(むかわ)駅」へ。ここから門別競馬場行きのバスに乗り換えるのですが、ここで不思議なローカルルールに直面。
苫小牧駅の改札は交通系ICカードのタッチで入れたのに、乗った鵡川行きの電車は「タッチ決済NG」だったのです。車掌さんに言われて慌てて改札まで戻り、タッチ分を払い戻してもらって改めて切符を購入。早めに行動していたから間に合いました。
電車は1両編成で、乗客は私を含めて5人ほど。平日の日中だからでしょうか。一駅一駅がものすごく長く、窓の外には北海道ならではの背の高い細い白い木々を眺めながら移動。
そして辿り着いた鵡川駅。……本当に周りに何もありません。待合室には私の他に1人だけ。ひっそりとしていて、急に怖くなってきました。 「本当にこんな場所にバスが来るの……? もし来なかったら、私はここに取り残されるんじゃ……」 2日前に組み立てた、Yahoo!乗換案内だけが頼りのルート。信じるしかありません。極寒の寒さに震えながら待っていると、予定時刻をやや過ぎてバスが到着!あぁ、よかった……!
🏛️ ついに到着!真っ白な砂の門別競馬場
Yahoo!の案内では「軽種馬トレーニングセンター前」で降りるよう出ていたのですが、バスの運転手さんに確認すると「門別競馬場前ですよ」と言われ、信じて下車。
バスを降りたのは、私と、もう1組のご夫婦だけでした。山の中を1人で歩くのはちょっと怖い雰囲気だったので、そのご夫婦の後ろをこっそり距離を空けながらついていきました。徒歩約10分、無事に門別競馬場の入口に到着!
受付で声をかけると、なんと「入場無料」! そのまま中へ入ると、真っ先に目に飛び込んできたのは「真っ白な砂のダートコース」でした。ちょうど馬が走っていないタイミングだったこともあり、その白さがとにかく眩しくて感動!
ただ、感動したのも束の間、とにかく寒すぎる!! 最初の2レースは室内へ避難。門別には全面ガラス張りのスタンド席があるのですが、南関東の競馬場なら絶対に有料エリアになりそうなクオリティなのに、なんとここが「無料で最前列がガラ空き」! ゴール前の最高の神席を無料独占し、ぬくぬく観戦しました。
身体が動くようになってからは、場内を散策。綺麗で可愛い建物がいくつもあり、グッズ売り場やジンギスカンハウスもありました。美味しそうなたこご飯など、食べ物の種類が豊富で惹かれました。また、厩務員さんのインド人率の高さに「ニュースの通りだ!」とリアルを実感。
ウロウロしていると、私の目がひとつの看板に釘付けになりました。 そこには「ノーザンホースパーク入園券プレゼント抽選会」の文字が!昨日行ったばかりの場所なので「これは絶対に引くしかない!」と一気に燃え上がりました。
🎯 タイムリミット21分!新馬戦の100円馬券に懸ける
しかし、ここでも時間制限が襲いかかります。抽選会の開始は17:00から。対して、私が乗らなければならない帰りの最終バスは17:21発。バス停までは徒歩10分かかるので、17:00ちょうどに即行で抽選を終えて爆走しないと、東京に帰る飛行機に乗り遅れます。
急いで馬券を買おうとしたものの、その時間帯にギリギリ間に合う残り2つのレースは、どちらも情報が何もない「新馬戦」でした。
「情報がない……でも買わねば……!」 そこで私は、門別のリーディングジョッキーである「小野楓馬(おのふうま)騎手」に全てを懸けることにしました。南関東のレースでも名前をよく聞いていたジョッキーにここで会えて、なんだか嬉しかったのです。(他にも石川倭騎手や、気になっていた黒澤騎手の姿も見られて大感動!地方競馬は距離が近くて顔がよく見えるので、覚えるのに最高ですね)。
帰れなくなる恐怖のなか、「とにかく手堅く!」と、チキンながら小野騎手の複勝100円を購入。
レースが始まると、小野騎手は見事に1着でゴール!!払い戻しは130円(30円のプラス)でした(笑)。門別の馬券は東京の場外でも払い戻せるので、本当はメインの「ノーザンホースパーク賞」の馬券でもよかったのですが、やっぱり目の前で走るレースが買いたくて新馬戦にして大正解でした。
的中馬券を握りしめ、17:00ぴったりに抽選の列へ。祈るような気持ちでクジを引くと……
なんと!本当にノーザンホースパークの入園券が当選しました!!!
昨日行ったばかりの場所に「また行きたい!」と願っていたら、自力で次の切符をもぎ取るという奇跡の引きの強さ。たまたま行った当日が「ノーザンホースパーク賞」というレースがある奇跡。(何か月も前から旅行を予約していたかつ、競馬のスケジュールすらも出ていなかった)さらに、道外から来た人へのプレゼント企画もやっていて「日高昆布」まで頂いちゃいました。門別競馬場、サービスが神すぎて一瞬で大好きになりました(何もお金を落とさず申し訳ない、寒かったから1500円のブランケット買えばよかったです笑)。あと、無料のお茶もあって、何回か頂いた。凍死しそうだったからありがたかった!
当選の余韻に浸る間もなく、ダッシュでバス乗り場へ!誰もいないバス停で、再び「寒い、寒い……」と震えながら待ち、無事に乗り込みました。本当に、門別競馬場は車がない人はハードルが高いので送迎バスをおすすめします。滞在時間わずか3時間。北海道泊なら遅い時間までいれますが、帰る日だとこういう状況になります。門別競馬では川崎競馬の映像が放映されているのを見て、ホームの安心感も感じる場面も。こうして私のドタバタ遠征は幕を閉じました。
――が、この旅の本当のドラマは、東京に帰った4日後に完成することになります。
(最終回:【特大オチ】伏線回収編へ続く)







