でも本当の理由は「人と関わるのが嫌だから」。仕事のストレスってほぼ人間関係だと思う。合わない人と一緒に一日過ごすのはきつい。9時間も職場に拘束される中、合わない人と関わるのは地獄。人と話すのも好きじゃないし、人間そのものが苦手だから、家で仕事したいと思っていました。

フリーランスWebデザイナーの現実
仕事がなかなか取れない
スクールで学んだことは確かに役立つ。レベルの高いカリキュラムだったし、技術はしっかり身についた。でも、それだけでは仕事は来ない。ポートフォリオを作れば依頼が舞い込むという触れ込みだったのに、実際はまったく依頼が来ない。結局、営業しないといけない。人と関わりたくなくてこの道を選んだのに、結局は仕事を得るために人と関わらないといけない。
業務委託に応募しても倍率が高くてダメ。営業もしないといけないけど、私には向いていない。だからコンペで頑張ってる。コンペならあまり喋らなくていいし、修正程度の会話で済むから。でもコンペで優勝しないと稼げないし、現状ほぼ稼げていない。
収入はゼロ、コストだけが増える
Webデザインスクールの費用は約60万円。一括で借りて支払い、給料が入ったら全額返して利息を減らし、カードの支払いが来たらまた支払い分だけ借りる、という生活を続けている(フルタイムのデザインに関係ない仕事)。これまでに作った借金を合わせると、トータルで約150万円。(遊んで作った借金ではなく、仕事が続かず無職の時期があったりするから。)
Adobeの使用料は次回更新時に年間約8万円、さらにデザイン素材サイトも年間1万円以上かかる。フリーランスなのに仕事はほぼなく、収入はゼロ。完全にマイナスで、常に資金繰りに追われる状態。借金を返してもまた借りるの繰り返しで、抜け出せる気がしない。
フリーランスに向いているのはどんな人?
フリーランスとして成功するには、営業力・提案力・コミュニケーション能力が必要。結局、肉食系で口が達者でコミュ力が高い人が仕事を持っていく。応募の文面や提案力も求められるし、嘘が嫌いな自分には厳しい。
さらに、顔出しや本名公開できる人は有利。私のようにストーカー被害の経験があり、個人情報を公開したくない人間には圧倒的に不利。ネットに本名や顔を出してる人、本当にすごいと思う。
SNSが苦手な人には厳しい世界
SNSでの営業も重要。でも私はSNSが大嫌い。人の成果報告を見るのも、いいねを求める為に良い事を言う投稿を見るのも苦痛。いいねの返し合いもストレス。自分の発言に気を遣わないといけないし、知らない人とのやり取りが負担になる。
借金してまでフリーランスを目指すのは危険
「すぐ稼げる」という触れ込みを信じて、何年も迷った末にスクールに通った。でも、実際は違った。対人恐怖症・人間嫌い・HSP・回避型の人間にはフリーランスは厳しい。 これは私の実体験。
スクールに通って得たものは確かにあった。技術はしっかり身についたし、デザインの仕事自体は楽しいと思う。でも、それ以上に厳しい現実があった。特に「営業が苦手」「SNSが苦手」「人と関わりたくない」という人は要注意。借金してまでやる価値があるのか、本当に自分に合っているのか、慎重に考えてほしい。
結局、私は仕事が続かなくて、いつも短期で辞めてしまう。バイトや派遣も含めれば転職回数は20回を超える。1年続けばいいほうで、2年以上続いたことはほとんどない。ただ、1つだけ7年半続いた仕事もある。だからこそ、フリーランスなら続けられるかもと期待したけど、現実は甘くなかった。
私のように苦しむ人が少しでも減ることを願っています。
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