泳げるのに溺れた…ウインドサーフィン体験で死を覚悟した話と対処法
「泳げる人でも溺れることがある」
ニュースでそんな話を聞いたことはありませんか?
実は、私も実際に体験しました。
泳げるのに海で溺れたのです。
今回はその時の恐怖体験と、もしもの時に助かるための対処法をお伝えします。
ウインドサーフィン体験で沖へ…気づけば足がつかない場所に
神奈川のウインドサーフィンスクールで1日体験に参加しました。
軽く講習を受けて、いざ海へ。
しかし、慣れていないせいで思うように位置をキープできず、気づけばかなり沖まで流されていました。
足がつかない深さの場所に来たのは初めて。
「やばい、怖い…」
そう思いましたが、インストラクターは遠くでウインドサーフィンを楽しんでいて、私を全く見ていませんでした。
私は一人、沖でウインドサーフィンを続けていました。
突然の転倒…海中でパニックに
その時、バランスを崩してボードから落ちました。
さらに、セール(帆)が倒れてきて、水中に閉じ込められるような状態に。
足はつかない。
どこが上かわからない。
呼吸ができない。
「やばい、溺れた…!」
パニックになりました。
インストラクターは気づかず、助けも来ない。
息が苦しくなり、沈み始めました。
「このまま死ぬのか…?」
そう思いました。
冷静になれ!人間は浮く!
しかし、その瞬間、ふと冷静になりました。
「人間は浮くはずだ。体の力を抜こう。」
全身を伸ばして力を抜くと、ゆっくりと体が浮き始めました。
何かに手が当たり、掴みました。
水面に顔を出せた――!
助かった…!
心底ホッとしました。
しかし、インストラクターはまだ私が溺れたことに気づいていません。
遠くでウインドサーフィンを続けています。
「体験スクールなら、ちゃんと見ててくれよ!」
そう強く思いましたが、後の祭りです。
もう二度とこのスクールを利用しないと決めました。
ただし、残念ながらスクール名も場所も覚えていません…(苦笑)。
溺れた時に助かるために大切なこと
この体験を通して、強く感じたことがあります。
ニュースで「泳げるのに溺れた」と報じられることがありますが、おそらく 溺れたことに焦って体が硬直し、方向感覚を失ってしまうことが原因 なのではないかと思います。
もし溺れそうになったら、 絶対に焦らないこと!
✅ 人間は浮く!力を抜いて体を伸ばす!
✅ とにかく落ち着く!方向を見失わない!
このことを、ぜひ覚えておいてください。
海での事故は、一瞬で起こります。
「自分は大丈夫」と思わず、十分に気をつけてくださいね。